御前崎沖≪最寄りの釣場情報
最高の漁場 御前崎沖
下の図は御前崎沖の主な魚礁です。
御前崎は遠浅の沿岸線が東西南北に広がり、根がたくさんあります。
岬の先端から金洲までにいくつもの魚礁があります。(石花海、浅根、神子山、東海根、角根、八方根、小森、金洲)
このほかに船のロランには、小さな魚礁が多く記録されています。
全国を釣り歩いた釣り評論家の杉竿舟さんも、「御前崎沖ほど魚礁の多い所はない」と言われています。
他にも数百・数千もの良い釣り場があります。
魚を運ぶ黒潮が近く、水深の浅い根がある海が長く続く場所は全国でも余りありません。1時間以内の行程でどこでも行けます。全国一の魚場だと確信しています。
ワラサやタイのノッコミの時期には、福田、相良、焼津、用宗、清水の船だけではなく、沼津の船もきます。近くてよく知っているだけに私たち御前崎勢は有利です。
従来1時間かかった金洲までも、凪の日なら新しい博栄丸は45分で行けるようになりました。快速船が有利なことはすぐお分かりいただけるでしょう。
御前崎沖で釣れる魚
春
3.4.5月のマダイのノッコミ
マダイ 手のひらから10キロを超えるまで多彩である。現在では1年を通して、春ののっこみマダイ、秋マダイ、冬マダイと特徴の違う釣りが楽しめます。マダイは今では周年の釣りになりました。しかし、やはり産卵期のこの時期の釣りは、大きな釣果があがります。そしてノッコミも年々早くなっています。春のマダイ釣りは、ハリスは15メートルもとります。長いハリスには理由があるのです。仕掛けの工夫一つで釣果にも差が出ます。毎日出船しているのも強みですから、傾向がわかっている船長に相談してみてください。
竿は長めで柔らかいもの、錘は一〇〇号で、サニーかごを、用意ください。ここでは胴付き仕掛は使いません。
夏
5月、6月のイサキ釣り
イサキ 1キロに近いものがくる。御前崎のものは大きい!
この時期はイサキの旬です。梅雨に入っても、この時期の海は雨がしとしと降るだけで、波はたいしたことはありません。梅雨イサキというだけあってどんよりした空模様の日にもよく釣れます。ハリス4号3本バリ、6メートルが基本です。2本目、3本目のハリは土佐カブラかバケバリがよいでしょう。バケバリにも食いついてきます。
初夏から晩秋にかけての五目釣り
潮が暖かくなると、御前崎の沖には、いろんな魚が釣れだします。タイやイサキの他に、マアジ、メジナ、カワハギ、カイワリ、チカメキントキ、サバなどの魚が、大小取り混ぜて食欲旺盛に食ってきます。
仕掛はイサキと同じ3本バリでよいでしょう。サバなどに絡まれることを考えれば、5号ぐらいに太くしてよいでしょう。東京湾や相模湾など仕掛の糸は年々細くなっていますが、細い糸は縮れやすくかえって食いが悪くなることもあります。やや太めでも手早く処理できる方が釣果が上がります。
えさ取りも多くなります。ウマヅラは、その代表ですが、小さな金魚のようなネンブツダイなどのえさ取りもふえます。土佐カブラやバケバリをつけて、それにオキアミもつけてえさ取り対策をしている人が釣果を上げているようです。下はえさ取りのウマズラです。
|
|
|
|
|
|
|
|
秋
秋のワラサ釣り
夏の終わりから秋にかけて5,6キロもあるワラサがやってきます。もうブリと呼んでもいい大物がくる年もあります。角根、東海根、神子山、伝吉山と1度に3カ所にもきて、早い時間と昼前と場所を変えて釣ることもあります。
丈夫な竿、6号以上のハリス、1本バリ6メートルが基本です。豪壮なこの釣りを楽しんでください。
ワラサ ブリ、ワラサ、イナダ、ワカシと成長につれ名が変わる。
冬
冬の釣り、オニカサゴ、ヤリイカ
石花海、御前崎沖でのやりイカ釣りがここ数年大賑わいを見せています。9月ころから翌年2月くらいまで釣れるようになりました。大きいものでは、胴長50cmを越えるパラソル級のヤリイカも釣れます。味は最高の美味で1パイ3000円以上で取引されることもあります。オモリは120号を使います。
カサゴは、8号一メートル、2本バリが基本です。50から100メートル以上を探ります。ハチと呼ばれる大カサゴ、貴重なオニカサゴがきます。
ここに記したのはごく一部です。さらに細かい魚の魚種・場所がたくさんあり、御前崎沖はとても良い漁場です。